Baby,

ドキドキライフ ♪

透明な記憶 

 

 

 7月くらいにもともと付き合ってた人が好きだったバンドの曲を、もう大丈夫かなと思って聴いたらやっぱり歌詞が私たちで、あなたそのもので、たまに会っても会話のない私たちがいて、あのときの感じた気持ちをぜんぶ思い出したみたいに泣きました. 何か美しい記憶を思い出すということはもうその思い出が過去になってしまっているということで、そのことが悲しくて涙が止まりません きっと君は僕を忘れるから、そのときはすぐに君に会いに行きます。すばらしい日々でした. 君から誕生日に連絡が来たの、嬉しかったよ。終電を逃してカラオケで1人で朝を待ちながら流星ヘブンを歌っていたら、君から連絡が来て私はそのとき奇跡だ、と思って泣きました。君に出会ってから泣いてばかりです。そのあとそのメッセージが取り消されたのも、君でも送ったメッセージを消すなんて、私みたいな弱いことをするんだなって思えて嬉しかったな. 君が私の傷のこととかやってるバイトのこととかを否定せずに受け入れてくれてキスをしてくれたこととか、自分だって落ち込むよって言ってくれたこととか、君の歯が小さくて可愛いことに気付いたこととか、そういう思い出だけを大事にしていくね。もう私の中で君は君そのものじゃなくて、綺麗なとこだけを覚えているからとってもうつくしいものになってしまっているよ。君の愚かさとか汚いとこまで全部愛したかった。私のことを早く忘れてください。君の好きな食べ物も好きな映画もわからないままだけど、私は君のお陰で生きていてよかったと思えます。光でした。今のあなたは私にとって透明になってしまっていて、愛された記憶は透明で、僕はそれを悲しく寂しく思いながらも、大事にして生きていくね。初めてのキスが君でよかった、君の部屋で見かけた分厚い漫画と、君の好きな曲を聞いて生きていきます。高校生の時代の、死にたくて全部苦しかった私のことを君が救ってくれたんだって思います。あのとき死ななくてよかった。君が大森靖子のことを靖子ちゃん、と呼んでいるのが好きでした。さゆのことになるとただのオタクみたいになっておもしろいのも好きでした。君は女の子の話ばかりしていたけど、それも好きでした。君みたいにフラフラと気楽に気にせず生きていきたい、と思ったけど、君は実は、ちゃん悲しんで、辛くなるひとのはずだよね。君の弱さを抱きしめて救ったり受け入れたりすることは1度もなかったけど、来世とかでは君の光みたいなものになりたいです。初めて君と話した日、君は別に僕のことをすぐやれちゃいそうな弱い人間だとしか考えてなかったのかもしれないけど、僕は君が靖子ちゃんのことを靖子ちゃんって言った瞬間に泣きそうになったし、運命かもとも思ってしまったし、帰りの電車で頭の中がスパークしそうだったよ。酔っているときしか君に電話をかけれなくてごめんね。強くなりたいです。君とは別に好きかも、と思える人が最近できて、その瞬間にちょっとだけ君との思い出を、いい思い出として苦しまずに思い出せるようになりました。わたしが見つけやすいように君はずっと金髪でいてください。そういえば、真夏の太陽に君の髪が透けるとこを見たかったのだけど、結局見れなかったな。来年は約束通り私も髪を金色にするから見かけてね。み、と打つとまだ君の住んでいる地域が予測変換に出てきます。早く引っ越してね。どうかもう連絡してこないでね。好きすぎて死んでほしいくらい好きだったよ。

 

 

 

終わらせたくなくて、終、と書けませんでした。死んでしまいたいです。

 

 

愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人 /俵万智

 

 

追記 すばらしい日々のミュージックビデオを動画サイトで再生したら、「次の動画」の欄が殆ど君が好きだと言っていたもので、君の趣味の始まりみたいなのを見つけてしまって、かなり苦しくなりました blue tears  

 

この文章ではとっても美しい記憶になっているけど実際はそんなことなくて、ちゃんと嫌なこともあったし、せこいなぁと思ったこともあるしちょっとダサいなぁと思ったこともある、でも好きだっていう衝動で自分の頭がぐちゃぐちゃになったのは本当だし、ときめきだったのも本当、大学とかで見かけて苦しくなりたくないから消えてくれないかなあ